ネガティブ君と親友になった僕の考え方や日々の気づきなどを、
皆さんにシェアしていきたいと考えています。
あなたのネガティブ君と上手く付き合っていくための、
参考にしてもらえたら嬉しいです。
「ネガティブ=ネガティブ君」と呼んだりしています。
なんだか愛着湧いて可愛いでしょ?
物心ついた頃から心配性で自信がなく、気がつけばネガティブの住人でした。
家に帰って母親がいないと「どこにいったの?」「いつ帰ってくるの?」
と心配性マックスの小学生時代で、お腹もよく痛くなりました。
中学生、高校生の思春期時代は、運動は好きだったので部活動の友達はいましたが、
家に帰って遊ぶような友達は少なく、ゲームばかりしていました。
「自分が嫌い、自己肯定感が低い、つまらない毎日」そんな日々の繰り返しでした。
厳しいのが苦手で、頑張ることが得意ではなかったので、
省エネでいるために、「ネガティブでいことが必要不可欠」だったのかもしれません。
自己防衛手段の一つがネガティブであることだったとも感じます。
兄がいたため甘やかされて、自由に育ったと思いますが、
自由すぎるが故にやりたいことが見つけられず、自由過ぎたことが返って不自由だったように思います。
「他人から傷つけられたくない余り、自分で自分のことを傷つけていた。」
そんな風にネガティブの防壁を作ることにより、自分は脆い存在なのだから関わらないでほしい、
もし傷つけられたら、その傷をあたかも自分でつけたように、傷口に自分で塩を塗り込んでいました。
今なら傷つくかどうかは自分の考え方次第で、選択できることがわかりますが、
まだ自己肯定感の低い僕は、周りの言葉を勝手に変換して、良いことも悪いことも、全て悪いことにして納得させていました。
それが自分なりに自分を守ることだと子供ながらに感じていたのかもしれません。
ネガティブのトンネルの先には光があると感じていて、そこにいる人達への憧れはずっとありましたが、僕には行くことができない世界だと思っていました。
何かを始めようとするときには、必ずネガティブが邪魔をして先に進めない。
ネガティブでいることで頑張らなくてもいいや、どうせやってもダメなんだから・・・・
ネガティブの性にして自分を否定する日々を繰り返していました。
大学生になると少しづつ交友関係も広がり、バイトなどで社会との関わりも増えたことで、たくさんのポジティブな人や本などに触れることで、自分の中のネガティブとの関わり方が変わり、トンネルの先に自分なりに進んでみようと思うことができました。
ネガティブを俯瞰(ふかん)してみるために、ネガティブ君と名付けて対話をするようになりました。そこからが僕とネガティブ君との友情の始まりでした。
冷静になって考えたときに、悪いのはネガティブ君ではありませんでした。
今までネガティブ君は僕自身をずっと守ってくれていただけでした。
お節介で子離れできない親のようなイメージです。
ネガティブ君を許すことができるまでは、僕の人生には必要のないと拒絶する日々でした。
一時期は完全に無視することを心がけました。
「おしまい!黙れ!うるさい!」
ネガティブ君がボソボソと話しかけてきた時には、厳しい言葉で断ち切って、存在を否定する日々が何年も続きました。そこまでしないとネガティブ沼に引きずり込まれて何日も無駄にするのが嫌だったので、本気で拒絶していました。
それでも、生きていると色んなことがあり、落ち込んでネガティブ君に暴言を吐くことさえどうでもいいと思えることもありました。
もう全てがどうでも良く、何のために存在しているか分からなくなりました。
色んなポジティブな言葉や、ポジティブな人と関わっても全てが嘘に見えていました。
そんな時、気づけば隣にいてくれたのはネガティブ君でした。
彼はただただ変わらず僕を心配していただけでした。
あーなったらどうしようか、こうなったらどうしようか。。
心配だぁ心配だぁ傷ついてほしくないよぉ。そんな声が聞こえてきました。
あんなに拒絶していたのに、ネガティブ君はずっと、僕のそばにいて寄り添ってくれていたんだということに気がついた瞬間でした。
ネガティブ君は、僕を傷つけたい訳でもなく、嫌いな訳でもないんだと…
それに気がついた時に思いました。一方的に拒絶していたのは僕の方だったんだと…
いい大人が大泣きしました。そしてネガティブ君に何度も何度も謝罪をしました。
それから、ネガティブ君を受け入れる日々が始まりました。
彼の心配性なネガティブな言葉には、「ありがとう。大丈夫だよ。」としっかりと受け止めるようにしました。
ネガティブ君の話を聞きながら、一つ一つクリアしていく気持ちで対話を続けました。
ネガティブ君を納得させて、できるだけ小さな行動をするようにしていったのです。
高いハードルを設定すると、ネガティブ君がうるさすぎるので、低すぎるくらいのハードルを設定して、誤魔化すように行動していました。
今の僕は「ネガティブな人は最強のポジティブ思考の使い手になれる」と思っています。なんたって、リスクを想定した上で挑戦することができる素養を持っているんですからね。
きっとこれを読んでくれているあなたもその一人です。
ただ、ずっと行動し続けるのも大変ですし、相談したからって落ち込むことがない訳ではありません。
そんな時は自分を否定せずに、ネガティブ君と一緒に凹んでいてもいいし、ネガティブ君と相談した上でポジティブに考えていくことも可能です。大事なことは「あなたが自由に選択できる」ということ、そこを忘れてはいけないんです。
結局のところ自分は自分のやりたいように生きていて、楽な方にいくのが人間の本能だと思います。
今あなたが、落ち込んでいるとしたら、落ち込みたい自分がいるからです。
落ち込んでいることが楽なんです。それを望んでいるんです。
そんなこと言っても受け入れられないでしょう。僕もそうでした。
でも本当に苦痛で居心地が悪かったら、そこにはいられないはずですから。
人はなんだかんだ言って、望んだ通りの現実にいるんです。
ネガティブ君と一緒に落ち込んでいればいいんです。オールOKです!
気が済んだら次のことから始めてください。
はじめの一歩は、落ち込んでいる自分を許してあげることです。
落ち込んでいても大丈夫です。それが自分なんでダメだなんて思わないでください。
ダメだと思うと、また心配性なネガティブ君がうるさく言ってくるので、
耐えられずネガティブ沼から抜け出しにくくなります。
落ち込んでいてもいいよ、今はそうなんだよねって思えれば、いつまでも落ち込んでられなくなって、仕方ない、そろそろ動き出すかって人は動き出すものですよ。
そんなネガティブ君との付き合い方をおり混ぜつつ、
日々の気づきを綴っていこうと思います。
今回のブログの〜はじまり〜はこんなところにしておきます。
あなたがネガティブ君と親友になれるきっかけになれたら、それほど嬉しいことはありません。
それではまた次回に♪
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